副団長です。ブログ書くのを拒否しようとしたところ、団長にブログは国民の義務だからと言われました。
知らなかったです。
うちはいつも土曜の夜に練習をしてるんですが、仕事で土曜に練習に来られない団員のために、月に一度は日曜に練習をしていまして。
今日がその日曜の練習でした。前日の土曜の夜の練習部屋が確保できなかったってのもあります。
日曜の朝で、しかも練習場所もいつもと違うので、みんなちゃんと来るかなーと心配だったんですが、
まあまあ来ました。
指揮を振っていただいているのは宝塚アカデミー音楽団の和田さんです。ありがとうございました!!
正指揮者はサボりです。
和田さん
それから先日の地震の影響で、
天井が落ちてきそうでした(((( ;゚Д゚)))
皆さんの家やご家族は無事だったでしょうか。幸い団員は全員無事でしたが、家の中の物が壊れたり、修理が必要な方もいたようです。
僕の家でも目覚まし時計が飛び跳ねて部屋の真ん中まで飛んできたり、お土産のメープルシロップがその後を追って床に散乱したりしました。
さて、合奏は風の舞、海の男たちの歌、ハリウッドマイルストーンズの3本でした。
<風の舞>
- 全体的に1拍目に重心を置く。テンポは旋律に流されないようにキープ。
- 練習番号A、F、G、Nは他の場所とは色を変える。
- Aは2拍子のつもりで、Fは能や狂言の音色を意識する。Gは少し明るく、色っぽく、艶っぽく(やりすぎるとドリフの加トちゃんみたいになるそうです)。
- CからはTpソロだが、他パートはソロを聞いて一緒に歌う。
- ラストの3音は短め。最後の音に余韻を残す。
<海の男たちの歌>
- 曲のイメージ
最初~15小節目:錨⚓が上がる前 15~21小節目:錨が上がって船が進み始めたところ
21小節目~ 船が発進。大漁!! - 臨時記号がついているということは、作曲家がそこで曲の色を変えたいと思った証拠。大事に吹く。
- 15小節目~等、デクレッシェンドはsfzの様に、すぐに落とす。クレッシェンドは逆に少し遅めに。
- 57小節目のTpの音はハコ型(音をまっすぐ、あまり減衰させない)で吹く。
- 細かいフレーズを吹くときは、フレーズのあいだ中、ずっと腹圧をかけたままにして、タンギングで音を切る。水道の元栓は開けっ放しにして、蛇口で水量を調節するのと同じ。一音毎にお腹を緩めない。
- 最後の音もハコ型で。
<ハリウッドマイルストーンズ>
- 91小節目~メロディと吹き伸ばしの人は音を抜き気味に。ベースは軽めに。
- 102小節目~調が変わる。同じ音でも和声の中での立ち位置が変わるので注意。
- 202小節目~メロディ、伴奏の人は音を抜き気味に。
- 238小節目~メロディの人は音を抜き気味に。
なんか最後の方、メロディを抜き気味しか言ってませんが、たぶん本当はもっといろいろ指摘してたと思います。
そんな感じでとりあえず合奏は終了でした。
いつもはこのあと酒でも飲みに行くんですが、(そして実際に飲みに行ったんですが)全体合奏の後、金管のセクション練習をやりました。
「14時~17時の3時間か、なげぇな・・・」と思ってたら、実は13時からだったので、4時間でした。
正直、4時間も何しよう、と思っていたんですが、セクションリーダーのUNOさんの熱い指導のおかげであっという間でした。
主な内容は、音量とタンギング。
うちの楽団は音量の変化が乏しい(全部フォルテ)ので、まずは大きい音を出す練習をして、音量の上限をアップさせる必要があるそうです。
ppp~fffまで8段階の音量を吹き分けられるのが理想です。
実際にUNOさんのfffの音は天井から物が落ちてくるんじゃないかと思うほど大きかったのですが、UNOさんの師匠曰く、「これで最低ライン」だそうです。
自分の最大音量を出しつつ、汚い音にならないレベルの音量を探り、その時の唇の状態(アンブシュア)を覚え、そのアンブシュアを崩さないように音量を上げる練習をするといいということでした。
ppp~fffまで、四分音符で段階的に音量を上げ下げする練習も効果的です。
次はタンギング。
スラー、レガート、マルカート、スタッカート等の種類がありますが、発音の仕方が大事です。
レガートはRa、Ro、Na、マルカート、スタッカートはTa、Toの発音です。プロレベルになると、スタッカートはベルの先から球が出ているような音になるそうです。
こんな感じのご指導を賜りながら4時間を過ごし、練習の後は京橋で呑んだくれました。
こういうセクション練習を月イチか、2カ月に1回でもいいからやりなぁと思います。
特に今回来なかったユーフォニウムとホルンを強制参加させられる日程で。